総務課の渡邉です。
今年のお盆休み中、体調を崩してほとんど外出することが出来なかった為、
自宅でダラダラしていました・・・
自宅療養中、妻と一緒に新海誠監督の映画「君の名は。」を観ていた時に
心に響いたセリフがありました。
何度か観ている作品だったのですが、何故が今回、特別に響いたのです。
それは、ヒロインの祖母である一葉さんのセリフなのですが・・・
-寄り集まって形を作り、
-捻れて絡まって、時には戻って、
-途切れ、またつながり。
-それが組紐。それが時間。それが結び。
また、
-糸を繋げることも結び
-人を繋げることも結び
-時間が流れることも結び
というセリフもありました。
以前観た時は、組台に固定された数十本の糸を
一定の方式で交互に交差させて組まれていく組紐のシーンが美しく、
印象的だったと記憶しているのですが、
一葉おばあちゃんのセリフにはそれほど心には残っておりませんでした。
しかし、今回は何故か、映像よりもセリフの方が私の中に入ってきました。
そして、同時に、会社の同僚や地元の同級生達の顔が頭に浮かんだのです。
現在、私は求人関係の業務に従事しておりまして
なかなか結果が残せていない事に複雑な気持ちを抱いておりました。
入社してから約5年くらいになるのですが、
様々な人達と出会い・別れを繰り返してきました。
心許せる人も居れば、正直苦手な人も居ました。
出会った事により得たものもあれば失ったものもありました。
ただ、この会社で一緒に業務に従事していた仲間だという事実は間違いなく、
私の人生の糧になっていると断言できます。
みんな其々の事情や問題等を抱えた中で、運命的に、出会い、別れたのです。
そう、運命だったのです。Destinyなのです。
私達が生きている社会は組紐と同じなんだと思ってしましました。
家族も、会社も、地域も、・・・
絡まり、途切れながら流れていく結びの一つ
私は糸の一本で、みんなと繋がっているのだと・・・
これからも多くの人達と出会い、別れていくことになると思うのですが、
その一つ一つを自分の糧として成長していけるようになりたいと、
今は少し前向きな考えになっております。
ありがとう、一葉おばあちゃん。
私、みんなに必要とされる一本の糸になれるように頑張ってみます。