月全体が徐々に地球の影に覆われる皆既月食が11月8日夜、
全国各地で観測されました。
お久しぶりです。総務の渡邉です。
この日、買い出しを終えて帰路についていた時、ふと空を見上げると、
茜色と藍色に染められた薄闇かかる空に綺麗な月が浮かんでいました。
その時、今朝見たニュース番組で皆既日食の特番が組まれていたことを
思い出したのです。
「今日、天体観測する?」
何気なく呟いた私の言葉になぜか家族が賛同した為、
急遽皆既月食を観測することが決定しました。
とは言え、天体観測初体験の私は望遠鏡などの設備を所持している訳もなく、
かつテレビで報道されているような観測スポットに移動する気力もなく、
自宅の周辺でのんびりと観測することに決めました。
今回の皆既日食は特別らしく、特に東京近辺から西にかけては、
月が地球の影に完全に覆われる「皆既食」中に月の後ろに天王星が入る
天王星食も見られたそうです。
それに、皆既食と惑星食が同時に見られるのは日本では442年ぶりで、
次回は322年後の2344年の土星食と予想され、
極めて珍しい天体ショーだったそうです。
つまり、自分が生きている時に見られるのは今回が最後ということで、
私なりにやや後ろ向きでしたが頑張ってお月様と睨めっこしました。
最初はスマホで撮影しようとしましたが、上手くいかなかったので、
デジカメに切り替えました。
しかし、
月というよりも光の玉状態・・・・
赤く染まった月を激写?
月が少し姿を現しはじめました!!
月は出ているか?
月は出ているかと聞いている??
慣れないデジカメの設定を色々と変更して撮影を継続・・・
そして
出ました!月が!!
くっきりと兎やカニ、女性の横顔を確認できました!!
今回、思い付きで皆既月食の観測を行いましたが、
2時間近くの間ですが町内を徘徊(散策)して様々な気づきもありました。
知らない家、店舗、空き地など・・・
それに引っ越してきてから、町内を散策することもなかった為、
発見と驚きの連続だったのです。
最初は渋々な感じで始まった天体観測でしたが、
心が澄み渡り、身体に残っていた疲れが消えていくのを感じました。
・・・もしかしたら月の光が私の心と身体に堆積していた闇の部分を
照らし浄化してくれたのかもしれません(笑)
何しろ、長い時間空を見上げることは、社会人になってから忘れておりました。
若い頃、自分の中の可能性の獣を信じ、ただひたすら我武者羅に生きていた自分を思いだしていました。
「明日から仕事、頑張らないとな・・・」と私の口元からは独り言が零れていました・・・
月はいつもそこにある・・・
いつも私たちを見守ってくれている月に感謝を