お久しぶりです。総務の渡邉です。
私がお世話になっている図書館に隣接している公園があります。
昭和48年から地域の皆さんに愛されている鹿沼公園です。
運動場やテニスコート、野球場等の施設があるのですが、
今回皆さんに紹介したいのは蒸気機関車になります。
観て下さい!この雄姿を・・・
現代の洗練された電車とは全く異なるデザインの魅力は
今でも色褪せる事はないでしょう。
案内板には蒸気機関車(D52-235)に関する説明がありました。
戦後まもなく誕生してから30年近く蒸気を吹かしながら函館と室蘭を走り抜け、
後に引退して神奈川の相模原市に来たようです。
40代の私よりもはるかに先輩です。
現役時代は数えきれない貨物を運び、戦後復興の礎の一つとして
人々のくらしの助けになっていたことでしょう。
今は公園の一角でその巨体を涅槃像のように休めていますが、
現役当時はきっと毎日大活躍だったに違いありません。
このゴツゴツと逞しい顔!
目を閉じれば、猛々しく蒸気雲を巻上げながら北海道の大地を駆け抜ける
蒸気機関車の姿が容易に思い浮かべることが出来るのではないでしょうか?
メカメカしくある意味機能美に満ちた美しいデザイン・・・
最低限の設備と機能で頑張ていた事が外見からも覗えます。
諸元表でしょうか?
蒸気機関車(D52-235)のスペックが表示されています。
いや~~、凄いと思います。
現役時代は世の中の発展に貢献し、引退した後でもその存在を誇示しています。
人間に例えれば偉人レベルですよね。
母親に連れられた小さな男の子が、
蒸気機関車を指さして大きな声で歓声を上げていたんですよ!
刻を超えても無垢な心を響かせる絶対的な何かが、
感じるモノがあったのではないでしょうか・・・
ふと・・・思います。
自分は目の前の蒸気機関車の様に何か世の中に残せるのかと・・・
太古の爬虫類を思わせる黒い巨体を
星野鉄郎のような若く熱い眼差しで見上げながら
年甲斐もなく考えてしましました。